グルコマンナンフィルム

 日本人は2000年もの長きに亘って,慣れ親しんできた健康食品「こんにゃく」。こんにゃくは今まで伝統食品の一つであるという位置付けでしかありませんでした。しかし,その最も古い食材の一つであるこんにゃくに,現代の最先端の科学技術の光をあてることによって,まったく新しい,新素材としての可能性がひらけたのです。
こんにゃくを「こんにゃく」としてだけみるのではなく,こんにゃくの主成分であるグルコマンナンという本質を発見することにより,グルコマンナンフィルムの創造がありました。

幅広い用途に活用できる理想の食物繊維グルコマンナン

 こんにゃく粉は高分子量の非イオン性グルコマンナンで,その成分はマンノースとグルコースです。これらがモル比にして1.6:1.0の割合でβ1・4結合により結合した多糖類で,平均分子量は20万から200万ダルトンです。
グルコマンナン骨格全体にアセチル基が分布しているために溶解性が高いのですが,このアセチル基は平均すると糖単位9から19個ごとに分布しています,冷水にも容易に溶解し,pH4.0から7.0の間で粘性の高い水溶液となります。この溶液に弱アルカリ成分を添加すると,高温条件においても融解することのない熱安定性ゲルが形成されます。

グルコマンナンフィルムの物性
試料 グルコマンナンフィルム(プロポールA→0.5%溶液)
試験項目 厚さ・引張試験・透過率
試験方法 厚さ(マイクロメーター)
引張試験(JIS試験法:オートグラフ(島津OSS−10T)
透過率(色差形)
試験結果 厚さ 21〜22?m
引張試験 830kgf/cm 〔81MPa〕
(注) Kgf=力のKg単位
   MPa=メガパスカル
透過率
波長(nm) 透過率(%)
400 86.9
500 88.0
600 88.6
700 89.0
(広島県立西部工業技術センターの分析値)
参考
引張試験(kgf/cm
グルコマンナンフィルム 830
ポリエチレン 100〜200
サランラップ 10

グルコマンナンフィルム(水溶性) グルコマンナンフィルム(不溶性)


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