
オリゴ糖フィルム
「可食フィルム A−30」
- 原材料:海藻多糖類が主成分です。
- 特徴
- 食べることが出来る(可食性)ファイルムです。
- 温水(50〜60℃)に溶解することができます。
- ヒートシールが可能です。(整袋加工出来ます)
- フィルムに印刷することができます。
- 成分分解性ですので,環境にやさしいフィルムです。
- 製品物性:可食フィルム A−30
- フィルム厚さ 0.3mm
- 溶解温度 50〜60℃
- 引張強度 250kg/平方mm(20℃65%RH)
- ヒートシール温度 150〜200℃
- 透湿性 2000<g/平方m・day
- 期待される用途
- 可食製袋材料,セパレート材,ラッピング材,加工補助材など
「可食フィルム」お取扱いの注意事項
可食フィルムは従来の合成プラスチックフィルムと異なり,天然物を主成分としているため,水分を吸ったり,水分が飛んでしまう性質があります。従って,フィルムの優れた物性を保つために,お取り扱いに際して下記の点に十分にご留意戴くようお願い致します。
1)可食フィルムの保存上の留意点
- 使用後は,密封された容器にいれ,相対湿度40%〜75%で,30℃以下の環境で保存してください。保存前に,フィルムが濡れたまま再シールしないで下さい。
2)取り扱い上の留意点
- 使用する場合,出きるだけ早くしようして下さい。開封後使用しきれなかった場合,再度ヒートシールして,密封保存して下さい。
- 濡れた手で取り扱ったり,手で濡らさないように注意して下さい。
- フイルムを落としたり,打ち当てたりするとスムーズに巻き出せない場合がありますので,ご注意ください。
- フィルムをオープン等で加熱しないようにして下さい。
- フィルムを単独で高温の油に浸漬しないで下さい。
たかが寒天されど寒天
江戸時代の日本で発明された寒天に,がんを抑え寿命を伸ばす不思議な作用があることが発見されました。癌抑制作用と抗酸化作用があるのです。その秘密は寒天に含まれる「寒天オリゴ糖」によるものです。
寒天の歴史
- 徳川四代将軍家綱の治世のある寒い冬の日,薩摩藩主が参勤交代の途中,京都・伏見の美濃屋太郎庄衛門宅に宿をとったときのことである。太郎庄衛門は,島津公にテングサを煮てトコロテン料理をお出ししたが,一部を食べ残された。それを庭に出しておいたところ,夜間凍結し,翌日の日の光で溶かされた後,乾燥して白い乾物になっている。
ためしに,それを水で煮たところ,あら不思議,トコロテンにもどった。これが寒天発見の瞬間である。
寒天の製法と成分
- 寒天は,紅藻類のテングサから作られます。製法は,太郎庄衛門が開発した方法と基本的には今も同じです。テングサを煮た液を濃縮,冷やして凝固させ,さらに凍結し,融解し,冷やして凝固させ,さらに凍結し,それを融解,乾燥させてできあがりです。
- その主成分は,アガロースと呼ばれる多糖類です。ほかに,硫酸分やピルビン酸分を含むアガロペクチンが存在します。アガロース多糖類とは,ガラクト-スとアンヒドロ・ガラクト-スの二種類の単糖類が結合したものです。
- 寒天の主成分であるアガロオリゴ糖(寒天オリゴ糖)が癌抑制作用と抗酸化作用があるのです。
寒天で作られた寒天フィルム
- 地球環境に優しく,たとえ口に入ったとしても大丈夫、体を健康にするフィルムです。
 |
 |
ロール状の寒天フィルム |
A4サイズの寒天フィルム |
製造メーカは伊那食品工業株式会社様です。ホームページがあります。ここをクリックして下さい。
寒天フィルムの見本がなくなりました。
メールで当社から伊那食品株式会社様に連絡すれば、お客様に直接送っていただくことになっています。
メールで良いですから、見本のほしい方はご連絡ください。 |